日記

 読み終わりました。


「増補新版 カラー版 世界服飾史」、監修=深井晃子、美術出版社、2010

8. 20世紀後半 深井晃子 氏
日本のファッション・デザインの広がり

p181
〜〈ファム・オブジェ(男性の視線でみた女性)〉のための服ではない、理性的な服の存在を示した。つまり女性の身体を彫塑する服ばかりではなく、抽象的で身体の形とは直接的に関係のない服が着られたとき、初めて着る人と一体化する。服を制御するのは着る人であり、それがまたきわめて官能的でもありうることの発見だった。〜



引用者:ここのところの文章はすごくエキサイティングです。現代の服の話なので、わかりやすい。服と人間との関わり方の新しい提示があっておもしろい。

 身体に合わせて作ってきた、組み立ててきたのを、身体の上に別物として新しい形として作り上げ、服として身体とのシンパシー、友好関係を断って組み上げたとき、着る人の服として新たに立ち上がってくる別の地平が現れる、それを日本人デザイナーがやったという凄さがあったのだろうと、読んで感じました。ここの文章にはしびれました。









2012年2月1日(水曜日)
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 昨日も何もしないで寝てしまいました。

 今朝起きてから午前中いっぱい調子が悪かったです。帰り道はだいぶよかったです。

 今日は起きていられそうです。

 したっけ。(じゃあ、また)